新潟大:医療装置不正契約、教授の告訴状提出 公文書偽造・行使疑い /新潟
毎日新聞 2011年5月8日(日)11時53分配信
新潟大の50代の男性教授が学長の公印を許可なく使い、総額数十億円の医療装置を購入する契約を業者と締結する不正があった問題で、同大は7日までに、この教授について有印公文書偽造と同行使の疑いで捜査機関に告訴状を提出した。同大は、告訴状の提出先と時期について「捜査に支障があるため公表できない」としている。
この問題は、医療装置の納入や代金支払いの前に発覚。契約は昨年春に締結されたことになっていた。
一方、問題発覚後の今年3月末、永山庸男教授(55)が副学長を、山下威士氏(69)が理事を、いずれも来年1月までの任期を残してそれぞれ退任。同大は不正契約との関連について「今後の捜査に支障が出る恐れがあるため、関係あるともないとも何もコメントできない」としている。【川畑さおり、塚本恒】
5月8日朝刊