高萩中3自殺受け県内校長、緊急研修 寄り添う指導確認 水戸
茨城新聞クロスアイ 2019/5/10(金) 4:00配信
高萩市内の中学3年生の女子生徒(15)が自殺した問題を受け、県教委は9日、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で、県内小中学校などの校長を集めた緊急の研修会を開き、自殺予防の徹底や子どもに寄り添う指導の充実について確認した。
女子生徒は4月30日、自宅で自殺。その後、所属する卓球部顧問の男性教諭が部員全体に「ばかやろう」「殺すぞ」などと暴言を吐くなどの不適切な行為が記された文書を残していたことが分かっている。
研修会には、687人の学校長が参加。冒頭、亡くなった女子生徒に対して全員で黙とうをささげた。
柴原宏一教育長は「子どもたちの成長を手伝う教育において、聞くに堪えない暴言は絶対にあってはならない。二度と同じことを繰り返さないよう子どもとどう接するか初心に立ち返って考えてほしい」と呼び掛けた。
その上で、県教委の岩田利美義務教育課長が自殺予防の徹底を指示。各学校で子どもたちの心身の状態把握に努め、気になる様子を察知した場合は組織的に対応することや、部活動は指針に基づき行き過ぎた指導を防ぐことなどを求めた。
この問題を受け、大井川和彦知事は9日、定例記者会見の中で「カウンセラーを派遣するなど、継続して学校や市をサポートする。他市町村の学校に対しても児童生徒の命をどのように守っていくか指導の徹底を図る」と述べた。(成田愛)