盗撮の中学教諭を懲戒免職 万引や人身事故で5人処分 三重県教委
伊勢新聞 2023/2/15(水) 8:00配信
商業施設で盗撮をしたなどとして、三重県教委は14日、を懲戒免職とした。また、コンビニで万引をしたとして、朝日町立朝日小の男性教諭(57)を停職6月としたほか、交通事故を起こして相手方にけがをさせたとして、教諭や講師ら4人を減給10分の1(1月)とした。
県教委によると、川��教諭は昨年7月中の3日間、四日市市の商業施設で、サンダルに忍ばせた携帯電話で女性のスカート内を撮影した。同月26日には朝明中体育館の女子トイレにカメラを設置した。
迷惑防止条例違反容疑で四日市南署に逮捕され、四日市簡裁から罰金70万円の略式命令を受けた。県教委の聞き取りに「以前から盗撮に興味があった。迷惑をかけてしまい、大変申し訳ない」と話している。
朝日小の男性教諭は昨年7月19日、桑名市内のコンビニで、たばこ3箱を盗んで店を出た。店員が呼び止めて警察に通報。男性教諭は同月10日と6月下旬にも、この店でたばこ計4箱を盗んでいた。
桑名署が書類送検し、不起訴処分(起訴猶予)となった。14日付で依願退職した。県教委の聞き取りに「6月に盗んだとき、達成感があった。お金が惜しかったので続けてしまった」と話しているという。
事故を起こしたのは、四日市市立羽津小の女性講師(31)、菰野町立朝上小の女性教諭(33)、鈴鹿市立千代崎中の女性教諭(61)、県立特別支援学校伊賀つばさ学園の男性労務員(61)。4人とも乗用車で歩行者をはねた。
木平芳定教育長は14日の定例記者会見で「児童生徒や保護者はもとより、県民の信頼を損ねた。深くおわび申し上げる」と陳謝。「盗撮や窃盗は特にあるまじき行為。不祥事の根絶に取り組む」と述べた。