<佐賀県立高>タブレット端末の自己負担5万円 疑問の声も

<佐賀県立高>タブレット端末の自己負担5万円 疑問の声も
毎日新聞 2013年9月10日(火)19時47分配信

 佐賀県は情報通信技術教育の一環として、来年度の県立高校の全入学生(約6800人)にタブレット端末を持たせることにした。生徒側の自己負担は5万円で、超過分を県が負担する仕組み。一方、低所得者向けの補助制度はなく、保護者らから「高すぎる」「負担が重い」などと疑問の声が上がっている。

 県教委によると、導入するのは基本ソフト「ウィンドウズ8Pro」のタブレット端末。辞書や問題集などのデジタル教材を搭載し、年内にも入札で端末を決定するが、1台の価格は5万円を超える見込みだ。

 ウィンドウズ8の選定理由は、教員が使っているパソコンと互換性が高いことなど。価格について県教委教育情報化推進室は「端末だけではなく、ソフトのデジタル教材を含めた価格。学力向上のために必要だと考えており、理解してもらえるよう取り組みたい」と話す。

 一方、5万円の自己負担に保護者側には不満がくすぶる。「なぜそんなに高いのか」などの電話やメールが9日現在10件寄せられているという。来春、県立高に進学希望のおいがいる女性(49)は「5万円もの負担増は、すごく厳しい。必要だと言われれば仕方ないが、せめて分割で支払えるようにするなど、低所得世帯へ配慮をしてほしい」と訴えた。

 佐賀県では、武雄市が来年度から市内の全小中学校の児童生徒にタブレット約4000台を配布する方針。学校の備品として市が購入するため児童生徒側の自己負担はない。【蒔田備憲】

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