佐々町政の混乱「申し訳ない」 官製談合事件で町長の古庄容疑者 長崎

長崎県北松佐々町発注の公共工事の入札を巡り、官製談合防止法違反(入札妨害)などの疑いで逮捕、送検された町長の古庄剛容疑者(77)が、町政に混乱を招いている状況に「本当に申し訳ない」と謝罪の言葉を述べていることが12日、関係者への取材で分かった。町長として、私利私欲は一切ないとの趣旨のことも語っているという。 関係者によると、古庄容疑者は「こういう状況になってご迷惑をおかけしている」とも話し、町民への謝罪の気持ちが強いという。 関係者は認否について「まだ何とも(言えない)」とした。古庄容疑者の逮捕後、町政では辞任の意向があるのかどうかに注目が集まっている。関係者は辞任の意向があるかについては言及を避けた。 県警によると、昨年7月にあった町営団地の給水管改修工事の指名競争入札で、古庄容疑者が、同町の元会社員、山口情二容疑者(62)=公競売入札妨害の疑いで逮捕、送検済み=に最低制限価格に近い金額を漏らし、同町の木田栄三容疑者(53)=同=が代表取締役を務める「山龍」に最低制限価格に近い価格で落札させた疑いが持たれている。

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