<体罰>柔道部教諭が強要 女子部員けが 静岡・富士宮

<体罰>柔道部教諭が強要 女子部員けが 静岡・富士宮
2009年8月4日2時30分配信 毎日新聞

 静岡県富士宮市立中学校の柔道部顧問を務める男性教諭(49)が昨年8月、練習中に女子部員に体罰を加え、けがをさせたとして、女子部員と保護者が県警富士宮署に被害届を出す意向であることが3日分かった。教諭は男子部員に、女子部員の顔を両手ではたかせていたとされ、県教委などは教諭から事情を聴いている。

 関係者によると、体罰があったのは昨年8月30日。診断書によると、女子部員は頭部打撲と口の中を切り10日間のけがだった。

 県教委に匿名で告発があり発覚。県教委や市教委は7月24日、教諭と女子部員の保護者から事情を聴いた。その際、教諭は女子部員を「指導用の竹刀で2、3発たたいたと思う」と説明した。

 教諭は取材に「自主的に謹慎しており話せない。教育委員会に聞いてほしい」と話した。市教委は「調査中であり、全体がわかるまで、話せない」としている。【田口雅士】

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