大分・高校剣道部の熱射病死:竹田高が調査委設置 /大分
2009年9月9日17時2分配信 毎日新聞
県立竹田高の剣道部の練習中に、2年生部員の工藤剣太さん(17)が熱射病で死亡した事故で、同校は8日、第三者による調査委員会を設置した。
工藤さんは8月22日午前9時ごろから、他の部員7人と剣道場で練習を始め、正午ごろに意識がもうろうとして倒れた。病院に搬送されたが死亡した。
遺族から「ふらつき始めたときに顧問が足げりした」「水分が少ししか取れなかった」などと抗議があり、調査委の設置を決めた。児童・生徒の心理ケアや相談業務に携わる人や剣道関係者ら計5人で構成し、顧問の教諭らから聴取する。
工藤さんの父(44)は「体が丈夫な息子がどうして死ななければいけなかったのかを明らかにしてほしい」と話している。【深津誠】
9月9日朝刊