学校で6人に集団暴行受け、中3が肋骨折る重傷

学校で6人に集団暴行受け、中3が肋骨折る重傷
読売新聞 2012年9月11日(火)12時10分配信

 兵庫県川西市の市立中学校で6月初旬、3年の男子生徒(15)が同じ3年の男子生徒6人に集団で殴られ、肋骨(ろっこつ)を折る重傷を負っていたことが分かった。

 男子生徒の被害届を受けて県警川西署が捜査しており、近く傷害容疑で神戸地検に書類送検する。

 市教委によると、男子生徒は昼休みに校内の階段で、クラスや部活動が一緒の生徒に、胸や肩などを数回ずつ殴られた。

 学校側の市教委への説明では、7人は元々仲が良かったといい、被害に遭った男子生徒に一発芸をさせようとして拒まれ、腹を立てて暴行したという。

 翌日、男子生徒の保護者から、「胸を痛めたので病院に行かせる」と連絡があったことから、学校は双方の生徒に事実を確認。暴行した生徒たちは6月中旬に保護者を交えて男子生徒に謝罪した。男子生徒はその後、登校しているという。

 市教委の石田剛学校教育室長は「集団で一方的な暴力を振るわれ、男子生徒がつらい思いをしたと認識しているが、暴力などに継続性はなかった。今後も注意深く生徒たちを見守りたい」と話している。

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