<東京医科歯科大>教授ら3人が研究目的採血 倫理指針違反
毎日新聞 2012年9月21日(金)18時26分配信
東京医科歯科大は21日、医学部付属病院の教授と同大難治疾患研究所の助教、大学院生の3人が、遺伝子解析に関する国の倫理指針に違反し、4〜6月に患者362人から研究目的で採血していたと発表した。同大は懲戒委員会を設置し3人の処分を検討している。
発表によると、患者はいずれも全身麻酔手術を受けた成人。倫理指針では、研究目的で採血する際は、学内の倫理審査委員会の承認が必要とされている。3人は2月末、委員会に「大学院生の研究のため」と申請したが、承認を待たずに採血していた。患者らは研究目的で術中に採血することについてインフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)を受け、同意していた。採取された血液による遺伝子解析などの実験はまだ行われていなかった。大学院生は「早く成果を上げたかった」と説明しているという。【鳥井真平】