中大付属中の不正入試、県が補助金減額検討/神奈川

中大付属中の不正入試、県が補助金減額検討/神奈川
カナロコ 2012年9月28日(金)0時30分配信

 中央大学横浜山手中学校(横浜市中区山手町)の不正入試を受け、県は同校に交付している補助金の減額を検討する。2011年度は同校に約7900万円を交付しており、10月に学校に対し再発防止策などのヒアリングを行い、同月末までに一部不交付とするか決定する。

 県学事振興課によると、私立学校法により、県内の私立学校は法令違反や重要な事故などの事案があれば所管する県に事故報告書を提出することが規定されている。

 県は報告事案に対し、設けた基準に沿って補助金を減額でき、11年度は85件の事案について一部不交付を決めた。

 補助金は、まず6月に前年度実績の30%を交付。そして10月に生徒数などに基づき本年度の所要額を決め、12月と翌年3月の2回に分けて交付する。ヒアリングなどの審査結果は12月以降の交付分に反映される。今年6月の横浜山手中への交付額は2300万円だった。

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