<大学職員殺人>同僚の59歳の男を容疑で逮捕 京都

<大学職員殺人>同僚の59歳の男を容疑で逮捕 京都
毎日新聞 2012年9月29日(土)21時13分配信

 京都市左京区の自宅前の路上で同志社女子大職員、荒川孝二さん(36)が刺殺された事件で、京都府警捜査本部は29日、京都市伏見区竹田西段川原町、同大学職員、天野祐一容疑者(59)を殺人容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は、9月20日午後11時57分ごろ、同市左京区下鴨下川原町の路上で、荒川さんの胸部を刃物で数回突き刺し、殺害したとされる。「すみません。やりました」と容疑を認めているという。

 捜査本部によると、天野容疑者は以前から、同大学職員の女性を待ち伏せしたり、女性の自宅周辺に現れるなどストーカーのような行為をしたため、女性が荒川さんに相談していた。

 3人はいずれも京田辺キャンパス(京都府京田辺市)に勤務。ストーカーのような行為は9月以降、エスカレートしたため、事件数日前、学外の駐車場に止めた車の中で3人で話し合った。また、事件当夜も荒川さんは勤務後に学外で女性に会い、相談に乗っていたという。

 捜査本部は、つきまといをやめるよう求められたことで天野容疑者が荒川さんに恨みを持ち、自宅前で待ち伏せした可能性があるとみて調べている。事件前夜にも荒川さん宅ガレージの車にブロックが投げつけられており、関連を捜査している。

 同大学などによると、天野容疑者は文部科学省学校法人調査課課長補佐、大学入試センター事業部長、山形大学総務部長を経て04年4月から同志社女子大学に勤務。企画室長、入学センター次長を経て、現在は教育・研究推進センター次長を務める。

 大学は女性職員とのトラブルを全く把握しておらず、天野容疑者は事件後も普段通り勤務していた。加賀裕郎学長は29日、記者会見し「あってはならないことで残念。心よりおわび申し上げる」と陳謝した。

 天野容疑者を知る同大学の元教授は「学内の会議や委員会で同席した。温厚で、声を荒らげるようなことはなかった」と驚いた様子だった。【堀智行、花澤茂人、村瀬達男、五十嵐和大】

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