中3飛び降り、他生徒がはやしたてる
TBS系(JNN) 2012年10月11日(木)20時47分配信
鳥取県境港市で、中学3年の男子生徒が、校舎から飛び降り重傷を負いました。男子生徒が、いじめの内容をノートに書いていると、他の生徒が「遺書だ、遺書だ」とはやしたてていたということです。
学校などによりますと、鳥取県境港市の中学校で、10日の昼休憩の時間、中学3年の男子生徒が8人の生徒にはやしたてられた後、正面玄関の上のひさし部分からおよそ5メートル下に飛び降りました。男子生徒は、腰や右手首の骨を折るなど全治3か月の重傷です。
「いじめは、昨日の時点で認識した。それまでは、承知していなかった」(男子生徒が通っていた中学校の校長)
市の教育委員会によりますと、男子生徒が飛び降りた場所にはノートとメガネが残されていて、ノートにはいじめの具体的内容がメモされていました。
「髪をひっぱられた。けったり、たたかれたりされた」(男子生徒が通っていた中学校の校長)
飛び降りる直前、男子生徒がいじめの内容をノートに書いている間、「遺書だ、遺書だ」などとはやしたてられていたということで、生徒の一部は、いじめを認めているということです。
「大津の事件もあったのに、申し訳ない気持ちでいっぱい」(男子生徒が通っていた中学校の校長)
学校では、12日夜、全生徒の保護者を対象に説明会を開くとしています。(11日18:00)