教授ら3人、懲戒処分=遺伝子研究、承認前に採血―東京医科歯科大
時事通信 2012年10月12日(金)12時37分配信
倫理指針に違反し遺伝子研究を進めたとして、東京医科歯科大学は12日、同大難治疾患研究所の教授や助教をそれぞれ停職(1カ月)とするなど3人を懲戒処分にしたと発表した。
国の倫理指針に基づく学則で、遺伝子研究を行うには、倫理審査委員会の承認を事前に得ることが義務付けられている。教授や助教らは今年4〜6月、麻酔の影響に関する遺伝子研究をするため、審査委の承認を得ずに、付属病院の患者362人から同意を得て採血を実施したという。