いじめ問題:公立校「重大ないじめ」1件 4〜8月、1311件 昨年度1年の1.4倍−−緊急調査 /長野
毎日新聞 2012年10月26日(金)13時33分配信
文部科学省が全国で実施中の「いじめ問題の緊急調査」で、県内の公立学校(小中高校など)で今年4〜8月、児童生徒間などのいじめが1311件確認され、昨年度1年間(914件)の約1・4倍に増加したことが県教委への取材で分かった。「生命または身体の安全が脅かされる恐れがある重大ないじめ」も1件あった。
緊急調査は大津市の中学生が自殺した問題を受け、文科省が各都道府県教委に指示した。県内の学校種別の認知件数は小学校605件▽中学校578件▽高校109件▽特別支援学校19件−−で、うち1029件(78・5%)は、既にいじめが解消した。重大ないじめ1件は中学校で、被害者の生徒は繰り返し、肩などを生徒にたたかれたという暴行事案。学校が生徒や保護者と話し合い、既にいじめは解消したという。
いじめの態様(複数回答)では、「冷やかしや悪口など嫌なことを言われる」が868件で最多。「仲間外れ、集団による無視」237件▽「軽くぶつかられたり、たたかれたりする」221件−−などが続いた。
県教委心の支援室の沢井淳室長は「大津市の問題がクローズアップされ、従来はいじめかどうか迷う事案でも『いじめ』として報告した結果、件数が増加したのではないか。今後は良い対応をしていじめを解決した事例などを集め、教員に周知していきたい」と話した。【小田中大】
10月26日朝刊