無免許運転:17年無免許の教諭停職 車通勤、期限確認へ−−県教委 /滋賀
毎日新聞 2012年11月2日(金)15時7分配信
県教委は1日、17年間運転免許を更新していなかった県立高校の男性教諭(49)を10月31日付で停職5カ月の懲戒処分にしたと発表した。教諭は車で通勤しており、5年間さかのぼって通勤手当など48万2850円を返納したという。県教委は来年度から教職員が車通勤をする場合、免許の有効期限を確認する再発防止策を決めた。
県教委や県警によると、男性教諭は7月9日午後5時半ごろ、長浜市の県道で乗用車を無免許で運転した容疑で逮捕された。米原市の女性会社員の軽乗用車に追突し、無免許が発覚。女性は全治3日間のけがを負った。教諭は同30日に起訴され、10月16日に罰金100万円の判決を受け、確定した。
教諭は95年以降、免許を更新しないまま通勤や生活で乗用車を使っていた。県教委の聴取に「無免許でも何事もなく、再取得を先送りしていた。いつか明るみに出ると不安に思っていた」と話したという。県教委は所属校の男性校長(57)も管理監督責任から訓告処分とした。【姜弘修】
11月2日朝刊