大津・中2自殺:第三者委、斎藤環氏招き勉強会 自殺要因語る /滋賀
毎日新聞 2012年11月10日(土)14時44分配信
大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、いじめの実態などを調べる市の第三者調査委員会は9日、評論家で精神科医の斎藤環氏を招き、勉強会を開いた。個人情報を含むとして非公開で行われ、斎藤氏は「青少年の自殺といじめ、虐待との関係」をテーマに約2時間講義した。
斎藤氏は終了後の取材に「いじめとPTSD(心的外傷後ストレス障害)の関係と、PTSDや孤立化、絶望感が自殺を促進する要因として大変重要だという話をした」と述べた。委員で教育評論家の尾木直樹法政大教授は「思春期の子の心は家庭から離れており、“家庭の問題”で自殺することは考えにくいことが専門的に分かった。市教委や学校が主張してきた論拠が崩れると思う」と語った。
勉強会は委員の理解を深める目的で、18日にも津崎哲郎・花園大特任教授(児童福祉論)と森田洋司・大阪市立大名誉教授(教育社会学)を招く。内容は最終報告書での再発防止策の提言に生かす。【千葉紀和】
11月10日朝刊