貝塚高1自殺で元同級生ら書類送検、窃盗容疑で 大阪府警
産経新聞 2012年11月22日(木)11時57分配信
大阪府貝塚市で昨年10月、定時制高校1年の川岸朋之さん=当時(18)=が自殺した問題で、川岸さんらに命じてひったくりをさせたなどとして、大阪府警は22日、窃盗容疑で、川岸さんの元同級生の専門学校生の少年(18)=別事件で少年院送致=と大工の少年(19)を書類送検した。いずれも容疑を認めているという。
送検容疑は平成21年12月7日、大阪府泉佐野市の路上で、歩行者の60代女性から果物入りの紙袋をひったくり、盗んだとしている。府警によると、専門学校生が指示し、大工の少年と川岸さんがひったくりを実行していた。
川岸さんは昨年10月27日、貝塚市内で首をつって自殺しているのが発見された。川岸さんの携帯電話には元同級生らのグループから日常的に金銭を要求されていたという趣旨のメモが残されており、川岸さんの父親(43)は「元同級生たちが立件されたことはひとつの区切り。だがあくまで真相を解明する第一歩で、捜査は途中だと思っている」と話した。