女児にわいせつ行為で免職の男性教諭不起訴 神奈川県人事委に不服申し立てへ
産経新聞 2013.12.13 22:21
学校内で女児の身体を触ったとして強制わいせつ容疑で書類送検された神奈川県藤沢市立小学校の元教諭の男性(59)=懲戒免職処分=について、横浜地検は13日、「起訴に至る十分な証拠がないと判断した」として不起訴処分とした。
この問題では、男性が否認していたことから県教委などが強制わいせつ罪で藤沢北署に刑事告発。同署は男性を書類送検し、県教委は被害児童から証言が得られたとして刑事処分前に免職としていた。
男性は同日、会見し、不起訴処分について「やっと報われた気がする。県教委にも(免職)処分取り消しの正しい判断をしてほしい」と述べた。今後、県人事委員会に不服申し立てをするという。
県教委は「告発した事実はあったと考えていることから、嫌疑不十分で不起訴という結果は非常に残念な結果」とコメントした。
関係者などによると、事故報告書に記載された被害児童は12人。「不適切な言動」は主に11年4〜9月ごろに行われたとされる。「スカートを何回もめくられた」「下半身を触られた」「お尻に下半身を押し付けられた」「太ももを触られた」などとする証言や、こうした男性教諭の行為を目撃したとする別の児童の証言が報告されているという。
また、別の複数の女子児童が、男性教諭からカッターナイフやはさみ、先のとがった鉛筆などを口元に近づけられ「口を開けなさい」と言われた、などとしている。カッターナイフの刃先が1センチほど出ていたこともあったという。