わいせつ行為が最多…昨年度懲戒免職の公立教員
読売新聞 2013年12月18日(水)11時56分配信
昨年度に懲戒免職になった全国の公立校教員は207人で、1961年度の調査開始以来最多だったことが17日、文部科学省のまとめで分かった。
訓告なども含む処分は1万827人で、前年度の2・5倍に増えた。このうち、体罰で処分を受けた教員は2253人で、前年度より1849人増えた。
同省によると、免職、停職、減給、戒告を含めた懲戒処分は968人(前年度860人)。免職は前年度より26人の増加。理由別で最も多かったのは、わいせつ行為の119人(同101人)。このほか、交通事故46人(同42人)、体罰3人(同0人)など。
体罰では、男子生徒が自殺した大阪市立桜宮高校で暴力行為を繰り返したバスケットボール部顧問の男性教員や、女子柔道部員に体罰を何度も加えた宮崎県の高校教員、特別支援学級の児童に体罰や嫌がらせを行った神戸市の小学校教員が免職。さらに、173人が停職、減給、戒告の懲戒処分を受けた。