女性教諭、英検合格証書を偽造…答案提出忘れて

女性教諭、英検合格証書を偽造…答案提出忘れて
読売新聞 2014年1月15日(水)18時41分配信

 生徒が受験した実用英語技能検定(英検)の答案を日本英語検定協会に提出し忘れ、合格証書を偽造して生徒に渡したとして、香川県教委は15日、高松市立中学校の女性英語教諭(37)を減給10分の1(2か月)の懲戒処分にした。

 発表によると、教諭は2012年2月、前月に校内で12人が受けた英検の答案の同協会への提出を失念。自分で採点したうえで答案用紙を破棄した。同年4月、当時3年生の生徒1人から合否の問い合わせを受けたため、パソコンで4級の合格証書を偽造して手渡した。

 氏名が手書きだったことなどから保護者が不審に思い、校長へ相談して発覚。教諭は「送り忘れに気付き、パニックになった」と話しているという。12人は検定を受け直した。

 当時、校長から報告を受けた市教委も「生徒や英検協会に謝罪して解決した」として県教委への連絡を怠っており、県教委は文書で市教委に改善指導した。

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