「学校側いじめ放置」再検証求め 舞鶴不登校で第三者会議

「学校側いじめ放置」再検証求め 舞鶴不登校で第三者会議
京都新聞 2014年1月17日(金)23時29分配信

 京都府舞鶴市の少年(16)が小学6年時のいじめが原因で中学校の3年間不登校になった問題で、市教委の第三者会議「いじめ事象に係る点検および評価会議」が報告書をまとめ、17日に公表した。学校がいじめを把握しながら放置した可能性があるとして再検証を求めたが、市教委は「教育委員会の権限ではこれ以上の調査は難しい」として再調査しない方針を示した。
 同日の市教委臨時会合で公表された。市教委が2012年10月、同級生に行った聞き取り調査で、複数の児童が担任の40代男性教諭にいじめの存在を伝えたと証言したが、教諭は「男はいじめられてなんぼ」「自分で言いに来れない弱い者は知らん」と対応しなかった、としている。
 担任は昨年9月、第三者会議の聴取に、児童とのやりとりや自身の発言を「記憶がない」と否定。学校の記録にも残っていなかったが、会議は「全教職員が『認識していなかった』と言えるのか」と指摘。「あいまいにすれば学校の体質が変わらず、不適切な対応が発生する可能性が残る」と断定した。
 これまで市教委は、「保護者が訴えるまで気付かなかった」と説明してきた。佐藤裕之教育長は「担任の証言には不自然な点がある」と認めたが、再調査は否定した。少年の母親(51)は「『気付かなかった』と『隠蔽(いんぺい)』とでは全く違う。再調査しないのなら、何のための第三者会議だったのか」と憤る。
 会議は有識者ら5人で構成。昨年4月から11回、会議を開いた。

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