ベルギー教員志望者、3割が「米国の場所」不正解=調査
ロイター 2013年1月24日(木)14時17分配信
[ブリュッセル 23日 ロイター] 将来ベルギーの教育を担っていく若者たちの間で、基本的な地理や政治などの一般常識が欠如していることが、23日に発表された研究結果で分かった。
リンバーグ・カトリック・ユニバーシティー・カレッジの研究者らは、ベルギーで教員養成のための大学に通う学生1000人を対象に調査を行った。選択式の問題を114問出題し、学生の一般常識レベルを測定した。
その結果、全体の3割が地図上で米国の位置を示すことができず、半数近くは太平洋の位置を知らなかったことが判明。さらに、中華人民共和国建国の父とされる毛沢東の写真を見ても3分の2は誰か分からず、北朝鮮の故金正日総書記だとの回答が最も多かった。
調査を行った研究者によれば、日ごろからニュースをチェックしたり、新聞を読んだりしている生徒は比較的良い成績だったという。