「女性教諭による暴行で精神的被害」 男児と母親、損害賠償求め提訴

「女性教諭による暴行で精神的被害」 男児と母親、損害賠償求め提訴
埼玉新聞 2014年1月28日(火)2時0分配信

 三郷市の県立三郷特別支援学校に通っていた複数の児童が当時31歳の担任女性教諭による暴行で精神的被害などを受けたとして、男児の1人と母親が27日、この教諭と県を相手取り400万円の損害賠償請求をさいたま地裁に起こした。

 提訴したのは草加市の浦畑味希さん(40)と長男の男児(8)。

 訴状によると、男児は同支援学校に入学した2011年4月から10月までの間、担任の女性教諭から繰り返し暴力や暴言を受けていたという。

 原告は、当時教室で録音された女性教諭の言動から、教諭が男児の顔を両手でたたくなどの暴行を加え、児童らに「うるさいの嫌いなの」「帰ってくんな」などの暴言を発していたと指摘。「障害者虐待防止法が定義する身体的虐待、精神的虐待に該当する行為」としている。

 原告は学校側が、教諭の行為を把握しながらも適切に対応しなかったとして学校や県教委の姿勢を強く批判。「学校はもともと虐待に対して、その予防や対策についての問題意識を全く欠いていた」と問題視した。

 学校側が提出した報告書については「虐待を隠蔽(いんぺい)し、これを擁護するかのようなことをしており、態様は極めて悪質」と非難した。

 同校の児童に対する暴力をめぐっては、吉川署が昨年3月、暴行の疑いで女性教諭を書類送検。同12月、さいたま地検越谷支部が嫌疑不十分などで不起訴処分としていた。

 県教委は「訴状を確認した上で対応を検討したい。再犯防止に取り組んでいく所存」とコメント。女性教諭は現在、病気を理由に休職しているという。

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