問題配布遅れて試験3分不足、金井高入試/神奈川

問題配布遅れて試験3分不足、金井高入試/神奈川
カナロコ by 神奈川新聞 2014年2月18日(火)22時30分配信

 県教育委員会は18日、14日に実施した公立高校共通選抜の学力検査をめぐり、430人が受験した県立金井高校(横浜市栄区)で試験時間が不足するミスがあったと発表した。監督者の男性教諭が17日に申し出て発覚。県教委は受験生に不利にならない選考方法で合否を決めるとしている。

 県教委によると、試験時間が短かったのは国語の学力検査。12会場のうち1会場で、37人が受験していた。監督者の60代男性教諭が試験開始までに問題を配り終えず定刻より約3分遅れで始まったが、時間を延長せずに終了したという。

 同男性教諭は試験当日を含め3日間報告せず、17日朝に校長に伝えて問題が発覚。同教諭は校長に対し「パニックになった」と説明しているという。

 県教委は受験生の公平を期すため、5教科の学力検査については通常の選考方法により合否を判定した上で、国語の得点を考慮せずに再度選考を実施。影響で合格ラインに達しなかった受験生の救済措置を講じるとしている。

 同問題を受け、同校の校長は18日に実施した面接試験後、該当の37人に経緯を説明し謝罪。県教委は「あってはならないこと。再発防止に努めたい」としている。

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