高校入試監督者が勘違い 使用可の三角定規を回収
Web東奥 2014年3月7日(金)10時30分配信
県教委は6日、5日に行われた2014年度県立高校入学試験の前期試験で、八戸北高校南郷校舎で数学の学力検査を実施する前に、使用が認められている三角定規を監督者の教諭が受験生9人から回収していたと発表した。定規を使用する問題は出なかったが、県教委は教諭の思い込みによる不適切な対応だった−としている。
県教委によると同校では27人が一つの教室で受験。監督者2人のうち1人が三角定規を使用できないと勘違いし、数学開始前に机の上に置いていた受験生9人から預かった。このうち別の定規を持っていなかった5人には学校から直定規を貸し出した。
しかし分度器が付いていない三角定規は使用可能だった上、この監督者は三角定規を預かった後、その旨を含む注意事項を受験生に伝えていた。別の監督者は預かりが誤りと気づいていたが、試験は続行されたという。数学終了後に不適切な対応と判明し、同校校長が全受験生の在籍中学8校の校長に説明と謝罪をした。
県教委は「結果的に不利になった受験生はいなかったが、単純な思い込みによるもので弁解の余地はない。今後はこのようなことがないように各校へ注意を促したい」とした。
また同日、前期試験の数学について、公表した解答例の一部を訂正、追加した。図形の証明の「大問3(2)ア」は、より適切な表現とするために解答例を訂正。採点に影響はないという。連続した自然数に関する「大問5(2)ウ(ア)、(2)ウ(イ)」は、計算方法によっては別の解答が導き出されるため、得点を与える解答例を追加した。