<大阪市教委>民間人出身の38歳パワハラ校長を更迭へ

<大阪市教委>民間人出身の38歳パワハラ校長を更迭へ
毎日新聞 2014年3月20日(木)12時48分配信

 大阪市教委は民間人出身の公募校長のうち、パワハラを指摘された同市生野区の市立中学校の男性校長(38)を更迭する方針を固めた。市教委関係者は取材に「学校運営に問題がある」としている。24日の教育委員会会議で正式決定する。

 市教委によると、校長は経済紙記者から昨年4月、同市最年少の民間人校長として就任した。校長は地域との連絡を巡って教頭と口論になった際に「間違っていたら謝罪すべきだ」と問い詰め、教頭が土下座したと市議会で指摘された。

 市教委はこの校長への処分を見送ったが、保護者らから辞職を求める声が上がっていた。教頭は病気休暇などで長期間不在になり、退職した前任の女性校長が2学期途中からボランティアで学校業務を手助けしていたことが今月6日の市議会で報告された。

 民間人校長を巡っては、セクハラ行為で1人が更迭され退職したほか、他の1人も自己退職。市議会は今月14日、「人材は育成するもの。公募(制度)は改めるべきだ」などと、来年度予算案から公募校長の研修関連経費約2800万円を減額した。【山下貴史】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする