県立高特別選抜入試 35校391人で採点ミス 県教委調査 岡山
産経新聞 2014年3月21日(金)7時55分配信
2月に実施した県立高特別選抜入試の一部で採点ミスが見つかった問題で、県教委は20日、全調査の結果、35校391人分で採点ミスがあったと発表した。いずれも合否に影響はなかった。県立高の入試でミスがみつかったのは初めてという。
入試終了後に行った抽出調査で、津山工、倉敷工など4校37人のミスが発覚。事態を重く見た県教委がすべての実施校42校で再調査を実施した。8257人分の約2万5千枚をチェックした結果、391人の答案で計410件のミスが見つかった。55件が正答に点を与えておらず、95件が誤答に加点していた。また部分点の誤りが211件あったという。県教委は28日に臨時校長会議を開き再発防止を通達する。
教育再生を掲げている伊原木隆太知事は「入試は人の人生を左右する。従来からのチェックに真剣さが足りなかったのではないか」と苦言を呈した。
同入試は昨年度までの自己推薦入試にかわって、今年度から導入された。