教員免許未更新の講師が授業 甲賀の中高一貫校

教員免許未更新の講師が授業 甲賀の中高一貫校
京都新聞 2014年3月24日(月)23時39分配信

 MIHO美学院中等教育学校(滋賀県甲賀市信楽町)は24日、教員免許の更新講習を修了せず、免許が未更新の男性(48)を社会科の非常勤講師として雇用していた、と発表した。
 同校は宗教法人神慈秀明会を母体に、全寮制の中高一貫校として2012年4月に開校。男性は昨年10月に採用され、中学2年に当たる前期課程2年の社会科を今年2月までに計35時間担当した。
 学校が2月19日、更新講習が必要な該当者を確認した際、男性の未更新が判明した。
 男性は1989年3月に中学、高校の社会科の教員免許を取得。学習塾を経営し、学校の教職経験がなく、更新制を知らなかったという。採用の際同校は、免許の所持は確認したが、更新の確認はしていなかった。
 教員免許は2007年の法改正で10年ごとの更新が必要。新たに講習を修了して県教委に申請すれば免許は再び有効になる。男性は既に受講したという。
 同校は、男性が担当した授業について、学習指導要領に基づく適切な内容で、再授業や補講の必要はないとしている。

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