出会い系「少女」男が装う 清須の教諭、3度も醜態

出会い系「少女」男が装う 清須の教諭、3度も醜態
中日新聞 2014年3月27日 09時01分

 愛知県清須市の中学校の男性教諭(30)が、インターネットの出会い系サイトで12歳の少女に成り済ました男にだまされて卑わいなメールを送り、警察に突き出された。教諭は懲りずに、その直後も同じ男とみられる「女性」2人と同様の方法で知り合ってメールを送り、その内容を男にネットで暴露された。謎の男は、わなを仕掛けて「悪」を裁くつもりだった可能性がある。

 県教委は、教諭は実際にわいせつな行為に及んではいないが、その行為があまりにも不適切なため「警察に注意されたのに所属長に報告しなかった」との理由で、27日付で停職1カ月の懲戒処分とする。

 県教委関係者によると、教諭は昨年9月、出会い系サイトで知り合った「12歳の少女」に性行為を誘うようなメールを送り、会う約束をした。10月、教諭が愛知県豊田市の待ち合わせ場所に行くと、少女を名乗っていた男が現れ、教諭の行為を注意。教諭は男に豊田署へ連れて行かれ、警察官から厳しく叱られた。

 だが、教諭は11月、再び出会い系サイトを通じて「女性」、さらに12月には別の「少女」と知り合い、同様のメールの送信を繰り返した。この間、男は豊田市でこの教諭と会った際に撮影したとみられる動画や、教諭が3人の「少女」と「女性」に送ったメールをブログに公開。メールの内容を把握していることから、3人ともこの男が成り済ました架空の人物だった可能性もある。

 今年1月、「教諭の動画やメールがネットに掲載されている」との情報が学校に寄せられ、学校側がブログを確認して教諭に確認したところ、行為を認めた。

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