教諭が中1を暴行 元校長、けがを報告せず 宮崎
朝日新聞デジタル 2014年3月29日02時59分
宮崎市立中学1年の男子生徒の首や肩を20回以上にわたって手で突くなどの暴行を加えたとして、宮崎県教委は28日、担任の男性教諭(59)を戒告処分とした。教諭は当初、この問題で2012年12月に訓告処分を受けたが、当時の校長が生徒がけがを負ったことを報告していなかった。そこで今回、この校長も含めて処分をやり直す異例の措置を取った。
県教委によると、男性教諭は12年7月、県内の施設で宿泊体験中の生徒の胸ぐらをつかんで複数回揺さぶり、暴行を加え、頸椎(けいつい)ねんざなど約1週間のけがを負わせた。消灯後の私語を注意した際、生徒の反抗的な態度に腹を立てたという。
当時の校長は「保護者の意向を尊重した」として、けがを報告書に書かなかった。保護者が県教委にけがしたことを連絡し、県教委は学校に確認したが、校長は「これ以上の情報はない」と回答。市教委は教諭を非公表の訓告とした。
ところが昨年11月、事故報告書を見た親族が、事実と違うと県教委に指摘。県教委はけがの診断書を入手した上で、訓告より重い戒告処分を出した。元校長も訓告とされた。
斉藤和子・県教育委員長は27日、「調査が不十分だ」として飛田洋・県教育長らを厳重注意した。(堀川勝元)