<大阪市教委>同一校勤務、10年以内を要請
毎日新聞 2013年1月17日(木)20時38分配信
大阪市教委は17日、市立学校長と幼稚園長ら約500人を集め、臨時の校園長会を開いた。永井哲郎教育長は、体罰をした市立桜宮高校バスケットボール部の顧問(47)が19年にわたり同校に勤務していたことに触れ、「他の教員が意見を言いにくくなる弊害がある」として、同一校での勤務は10年以内とする原則を徹底するよう校長らに求めた。
永井教育長は「市の教育の在り方が厳しく問われている」と体罰の根絶を呼び掛け、体罰防止に向けた教職員研修の実施▽運動部顧問との面談や部活動の視察▽児童生徒の相談体制の確立−−などを指示した。
また、橋下徹市長が桜宮高校の体育系学科の入試中止を求めていることについて、「受験を控えている中学生をはじめ、皆様方に多大な影響を及ぼし、大変申し訳ない」と陳謝した。【林由紀子、津久井達】