2男性教諭懲戒免職/部費不正請求、セクハラ

2男性教諭懲戒免職/部費不正請求、セクハラ
四国新聞 2014/03/28 10:13

 香川県教委は27日、無資格の生徒にエアライフルを撃たせた高瀬高校ライフル射撃部顧問の男性教諭(46)と、女子生徒にセクハラを行った高松市立中学校の男性教諭(52)の2人を懲戒免職処分にしたと発表した。また、酒気帯び運転で人身事故を起こした丸亀市立小学校の男性教諭(54)を停職1年、酒気帯び運転で摘発された丸亀市立中学校の男性教諭(27)を停職6カ月の懲戒処分とした。

 県教委によると、高瀬高の男性教諭は、昨年10月の県新人大会で射撃資格のない1、2年生の部員数人に自分のエアライフルを撃たせたとして、今年2月に銃刀法違反の疑いで県警に書類送検された。

 また、大会で審判員の数を水増し請求し旅費など約17万円を不正に受け取ったほか、部活動費について、11年度から13年度までの間、必要のない242万円を保護者に請求し、09年度から13年度までの間に343万円を不正に支出したことも判明した。水増し請求したり、使途が不明の支出を計上したりしていた。

 高松市立中の男性教諭は昨夏から秋ごろにかけ、無料通信アプリLINE(ライン)を使い、複数の女子生徒に、わいせつな画像や文章を複数回にわたって送るセクハラ行為を行った。処分は昨年12月11日付。県教委は「保護者の要望で公表を遅らせ、詳細の公表は控えた」としている。

 丸亀市立小の男性教諭は、昨年5月に同市の県道でバイクに追突し5日間のけがを負わせた。酒気帯び運転などの疑いで逮捕・起訴され、罰金80万円の判決が確定した。同市立中の男性教諭は今月、高松市の市道を運転中に酒気帯び運転で摘発され、罰金30万円の略式命令を受けた。2人は27日付で依願退職した。

 このほか、人身事故を起こした善通寺市立中学校の女性教諭(47)、スピード違反で摘発された坂出市立中学校の男性講師(25)をそれぞれ戒告とする懲戒処分も行った。

 また、県教委は27日、児童や生徒を適切に指導できない指導力不足教員として、新たに小学校の40代女性教諭1人を認定したと発表した。4月から1年間、県教育センター(高松市西宝町)で研修を受ける。これまでに指導力不足教員に認定された55人のうち、36人が復帰、17人が退職。2人は病気による休職だったため、認定を取り消した。

教員懲戒最多の17件 13年度教育長、厳罰化を示唆
 本年度に県教員に対して行った懲戒処分は、27日発表の6件を含めて計17件。うち免職は5件に上り、処分数とともに過去30年間で最多となった。細松教育長は同日の会見で陳謝した上で、法令順守の指導や、処分の厳罰化による再発防止に努める考えを示した。

 本年度の懲戒処分は免職5件、停職4件、減給3件、戒告5件。うち免職は、今回発表の2件のほか、生徒へのわいせつ行為2件、盗撮未遂事案1件。

 高瀬高ライフル射撃部の顧問の事案は生徒に大きな影響が及び、同部は現在休部中。全国高校ライフル射撃部から6カ月間(昨年12月3日〜今年6月2日)の公式戦出場停止処分を受けたため、今夏の県高校総体に出場できなくなった。

 懲戒処分は、09年度の2件から10年度7件、11年度11件、12年度12件と増え続けている。県教委は日ごろから、教職員に対して交通法規の順守を指導したり、「わいせつ・セクハラ事例集」を作成し研修で活用するなどしてきたが、十分な効果は出ていない。

 県教委は27日、市町教委と県立学校に対して、交通法規の徹底順守と、生徒との間でLINEやメールの私的なやりとりをしないよう通知した。今後、ソーシャルネットワークの利用に関するガイドラインの作成も検討していく方針だ。

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