大津市いじめ防止行動計画 越市長、小・中学校に周知

大津市いじめ防止行動計画 越市長、小・中学校に周知
産経新聞 2014年4月3日(木)7時55分配信

 大津市立中の男子生徒が自殺した問題を受け、越直美市長は2日、昨年度末に市が策定した「いじめの防止に関する行動計画」について、各市立小・中学校長に説明。「子供にとって学校は安全な場所でなければならない」と訴えた。

 同計画では、いじめをなくすための具体策として、いじめに関する情報の共有や相談体制の整備、インターネットを使ったいじめへの対応などを挙げている。

 市は「こどものいじめの防止に関する条例」に基づいて計画を策定。また、昨年9月に施行された「いじめ防止対策推進法」で自治体に策定が義務付けられた基本方針としても、この計画を位置づけた。

 越市長はこの日、市役所で開かれた定例校園長会の場を利用し、計画の内容を説明した。出席した校長の一人は「市が全体の方向性を示したことは、ありがたい。あとは各校が個別の状況に応じて具体的な取り組みにすることが大切」と話していた。この計画などを基に、各学校は今月末までに基本方針をまとめることになっている。

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