USB紛失、9か月で6件…大阪府立高

USB紛失、9か月で6件…大阪府立高
読売新聞 2014年04月07日 11時45分

 大阪府教委は4日、府立牧野高(枚方市)で、生徒224人分の個人情報が記録されたUSBメモリーを紛失したと発表した。

 現時点で悪用されたとの報告はないという。府立高でのUSBメモリーの紛失事案はこの9か月で6件目となり、府教委は全校長に情報管理の徹底を指示した。

 府教委によると、USBメモリーは同高の男性教諭の私物で、教諭が担当した昨年度の1〜3年生の氏名や定期テストの成績などが記されていた。3月17日朝、記録したデータを印刷するため、職員室内の共有パソコンで使い、机の引き出しに入れたが、夕方に確認すると無くなっていたという。同高は関係者に謝罪した。

 府立高では昨年7月、長吉で生徒ら計3320人分の個人情報を記録したUSBメモリーが見あたらなくなったほか、今年2月までに生野、堺工科、高槻北、堺東で紛失事案が発覚(堺工科と堺東ではその後、発見)している。

 府教委高等学校課は、校内で印刷や教員間のデータのやりとりをできるパソコンが限られ、USBメモリーを教員が持ち歩くことが原因の一つとし、「今年度から多くのパソコンで印刷できるよう改良したが、厳重な管理と不必要なデータの消去を徹底させ、再発防止に努めたい」としている。

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