君が代不起立処分裁判 初弁論 元教諭「条例は憲法違反」

君が代不起立処分裁判 初弁論 元教諭「条例は憲法違反」
MBS毎日放送 2014年04月16日(水) 00時12分

 大阪府立高校の卒業式で君が代を起立斉唱せず、減給処分を受けた元教諭が、府に処分の取消しなどを求めた裁判が始まり、元教諭は、「府の条例は憲法に反する」と主張しました。

 大阪府立高校の元教諭辻谷博子さん(61)は、定年退職直前の去年3月、卒業式の国歌斉唱で着席し減給処分を受けたことから、府を相手に処分の取消しなどを求めています。

 府の条例では、学校行事の国歌斉唱において、教職員に君が代の起立斉唱を義務付けているほか、同じような内容の職務命令に3回違反した場合は、免職と定めています。

 14日の初弁論で、辻谷さんは「条例がおかしい。命令だからと言って従うことはできない」と述べて、「起立斉唱しない教員が排除される条例は憲法に反する」と訴えました。

 大阪府側は争う姿勢です。

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