緊急保護者会で校長謝罪 小学教諭の大麻所持容疑 /千葉
ちばとぴ by 千葉日報 2014年5月16日(金)11時56分配信
男性教諭が大麻取締法違反容疑で警視庁に逮捕されたことを受け、千葉県佐倉市岩名の市立内郷小学校(東田さよ子校長、児童162人)で15日夕、緊急の保護者会が開かれ、学校関係者が保護者に初めて事件の経緯を説明した。
市教委によると、保護者会では、東田校長が教諭が逮捕された事実を報告し、謝罪。集まった保護者からは、事件について批判する声や、子どもへの悪影響を懸念する声が上がったという。一方で、行事を中止せず通常通りの学校生活を求める意見も寄せられた。
市教委は、必要に応じてスクールカウンセラーによる児童へのケアに努めるほか、県教委と連携して代替教諭の補充を急いでいる。同校は男性教諭が逮捕されて以降、別の教諭が5年生を担当しており、今後もこの教諭が指導を続けるという。
保護者会に出席した2年生の娘がいる女性は「発表が遅れた経緯や今後の対応について説明があったが、よくわからず全く伝わってこなかった。がっかりだ」とあきれ顔。3年生の娘が同校に通う母親(43)は「自分の学校がニュースになり、本当に驚いた。大麻って何と子どもから聞かれ、言葉が出なかった。どう説明したらよいのか」と困惑していた。
東京・六本木に止めていた車の中に大麻を所持していたとして、警視庁麻布署は14日までに、大麻取締法違反(所持)容疑で、千葉県佐倉市立内郷小学校の教諭、伊藤健太容疑者(27)=同県成田市=を現行犯逮捕した。同容疑者は「私の大麻ではない」などと容疑を否認している。