監督の暴力、高野連に「そんな事案ない」と回答
読売新聞 2014年8月2日 11時34分配信
愛知県の私立豊田大谷高野球部監督が部員への傷害容疑で逮捕されたことを受け、日本高校野球連盟(日本高野連)は1日、同高に詳しい経緯を報告するよう求めた。
監督は昨年7月に当時1年生の男子生徒を蹴るなどし、肋骨(ろっこつ)骨折の重傷を負わせた疑いで先月31日に逮捕された。日本高野連によると、昨秋、保護者から監督の暴力についての訴えを受けた同県高野連が同高に問い合わせたが、「そのような事案はない」と返答があったという。
日本高野連は昨年2月、大阪市立桜宮高バスケットボール部の体罰問題を受け、全国の加盟校に文書を送付して体罰などの禁止徹底を求めていた。日本高野連の竹中雅彦事務局長は「今回の件が事実なら徹底を通知した直後に起きたことになり、本当に残念」と話し、報告を待って対処を検討する。