12年の中1負傷で校長責任認定 大津市長が謝罪
京都新聞 2014年8月15日 22時59分配信
2012年に大津市の市立中で当時1年の女子生徒が体育祭の準備中、倒れてきた長机で負傷した事故について、同市教育委員会が事故の検証に基づき、安全配慮義務を怠ったとして当時の校長の責任を認めていたことが15日までに分かった。越直美市長は同日に生徒と保護者に初めて面会し、謝罪した。
市教委学校安全推進室によると、生徒は12年10月、体育館のステージ上に立てかけてあった長机を教諭らの指示で運び出そうとした際、3台が倒れてピアノとの間に体を挟まれた。その後、首の痛みや視力低下などの症状が現れ、13年4月に脳脊髄液漏出症などと診断。手術を受けて一時は車椅子で通学していた。
市教委は原因究明のため弁護士と元警察官の検証チームを設け、当時の学校や市教委の対応を調査した。13年12月にまとめた検証報告書は、ステージで長机を壁に立てかけることが常態化し、毎月の安全点検でも危険を認識していなかったと指摘。「事故発生までの間、長机の転倒防止や撤去などの措置が何らなされることなく重大な結果を引き起こした」との結論を受け、市教委は「校長の責任を認めた」としている。
同室によると、15日は越市長が生徒と保護者と面談して「大変重い障害を与えて申し訳ない。今後は市教委とともにこのような事態が起きないよう努めたい」と謝罪した。保護者とは損害賠償に関する和解に向けて話し合いを進めているという。