経過観察必要ないじめ増加 京都府教委調査

経過観察必要ないじめ増加 京都府教委調査
京都新聞 2014年9月11日 23時9分配信

 京都府教育委員会は11日、京都市を除く府内の小中学校と高校、特別支援学校でいじめについて調査した結果、「組織的・継続的に指導や経過観察が必要なケース」の認知件数は1167人と、昨年度の前回調査より669人増えた、と公表した。曖昧だった基準を統一したことが増加の要因とみている。
 府教委が独自にした3度目の調査で、いじめの状態を3段階に分けて集計した。今回は4〜7月を対象に実施し、全378校の13万653人が回答した。
 府教委によると、「組織的・継続的に指導や経過観察が必要なケース」のうち、「金品をたかられる」が小学校で19件、中学校で2件あった。
 「ひどくぶたれたり、たたかれたり、蹴られたりする」は小学校で80件、中学校で17件あった。
 「心身に苦痛を感じたケース」を含め認知件数の合計は前回より866人少ない1万4806人だった。「重大ないじめのケース」はなかったという。
 学校教育課は「注意が必要な事案がより明確になった。学校などで継続して様子を見ていきたい」としている。
 府教委によると、昨年施行のいじめ防止対策推進法を踏まえた市町の取り組み状況(京都市除く)について、国の基本方針で努力義務とされる「地方いじめ防止基本方針」は府を含めて22教委がすでに策定し、残る3教委も年内に策定する予定だという。

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