渡航手助けの元教授「司令官に会わせるつもり」

渡航手助けの元教授「司令官に会わせるつもり」
読売新聞 2014年10月9日 14時41分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」に外国人戦闘員として加わろうとしたとして、警視庁公安部が北海道大の男子学生(26)の関係先を捜索した事件で、シリアへの渡航を手助けしたとされる元大学教授が「イスラム国側はあなたを歓迎している」と北大生に伝えていたことが同庁幹部への取材でわかった。

 公安部は、元教授が北大生のシリア渡航を後押ししたとみている。

 この人物は、イスラム法学が専門の中田考・元教授(54)。

 同庁幹部によると、中田元教授は、東京都千代田区の古書店関係者から北大生を紹介され、イスラム国の内情などを解説。中田元教授は先月、フリージャーナリストの常岡浩介氏(45)と2人でイスラム国の支配地域を訪れ、イスラム国の司令官と面会しており、公安部の任意の事情聴取に対し、「北大生が計画通りに渡航していれば、司令官と会わせるつもりだった」と話しているという。

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