研究費700万円を不正支出 大阪府立大大学院教授を停職3カ月
産経新聞 2014年10月10日 7時55分配信
府立大大学院工学研究科の男性教授(45)が計4年間にわたり、研究費の支出名目を偽り、パソコンの購入や研究作業の外部委託などに計約700万円の研究費を不正に支出していたとして、府立大は9日、この教授を停職3カ月の懲戒処分にした。府立大によると、男性教授は平成19年度と21〜23年度、研究費で実験に使う器具や試薬などの消耗品を購入したと偽り、パソコンやソファベッドなどを購入していたほか、研究作業の外部委託費に充てていた。
教授はパソコンの購入業者などに消耗品を購入したとする虚偽の納品伝票を作らせ、大学側に提出していたという。教授は大学の聞き取りに「購入理由の書類作成などの手続きが煩わしかった」と説明している。