京都市立若手教員、半年で6人逮捕 不祥事対策決め手なく
京都新聞 2014年10月22日 9時9分配信
されたことで、退職直後を含め市立学校教員の逮捕者は本年度半年余りで6人に上った。市教育委員会は幾度となく法令順守の徹底を呼び掛けてきたが、逮捕者は2012年度以降で計10人となった。不祥事に歯止めがかからない事態に、市教委は「個人ではなく組織全体の責任」と受け止め再発防止策を見直す。
本年度に入り、、、中学校非常勤講師が銃刀法違反容疑で逮捕された。違反(盗撮)容疑で府警に逮捕された。全て20代の男性だった。12、13年度に逮捕された4人のうち2人も20代の男性。10人のうち、わいせつが3人、盗撮が4人、児童ポルノが1人で、ほとんどが「性」に絡んでいた。
団塊世代の大量退職に伴って市教委ではここ10年、正規の教諭だけでも毎年300人以上を採用しており、採用10年目までの若手教員が全体の5割を占めている。研修会ごとに規律の徹底を念押ししているが、若手教員の不祥事が止まらない。
昨年9月には生田義久教育長が市議会で謝罪し、緊急の校園長会では「非常事態」との表現まで使った。守秘義務の徹底や生徒との接触の在り方などを自己点検するチェックシートを使い、校長らが全教職員と面談したにもかかわらず、不祥事は相次ぎ、臨時の校長会を開いてきたが、根絶にはほど遠い。
在田正秀教育次長は「教職員全体への信頼を大きく揺るがせてしまい、大変申し訳ない。若手に自覚を持たせるよう指導を徹底し、再発防止に努めたい」とする。しかし、決め手は見いだせていない。
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