論文盗用で龍谷大教授を解雇 99年以降、3大学で23本

論文盗用で龍谷大教授を解雇 99年以降、3大学で23本
京都新聞 2014年10月31日 22時49分配信

 龍谷、京都府立、神戸市外国語の3大学は31日、各大学で英語学の教授を務めていた菅山謙正氏(61)が1999年以降に発表した論文23本について、他の論文から盗用していたと発表した。菅山氏を文学部教授で採用していた龍谷大は10月7日付で懲戒解雇し、他の2大学は名誉教授号を取り消した。
 記者会見した3大学の説明によると、1月に龍谷大に匿名の通報があった。各大学が調査し、2013年4月〜今年10月に在職の龍谷大で2本、06年4月〜13年3月の府立大で16本、それ以前の神戸市外大で5本の盗用をそれぞれ確認した。論文は英語の文法の構造などについて書かれ、全体の約8割が盗用の論文もあったという。
 3大学の調査に対し、菅山氏は「不注意だった。自分と他人の言葉を混同した」などと答え、盗用は否定したという。しかし、他人の論文を断りなく使用した記述が非常に多く、継続的であることから3大学は盗用と認定した。神戸市外大は1992年ごろから盗用をしていたとみており、調査を続ける。
 盗用した論文に関わる研究に国の科学研究費補助金(科研費)が支給されていたケースもあった。龍谷大の赤松徹眞学長は「アカデミズム全体に対する社会的信頼を揺るがしかねない深刻な事態で、教職員や学生の研究倫理の養成に努める」とのコメントを出した。

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