若狭高教諭が酒気帯び運転 停職6カ月の懲戒処分
福井新聞 2014年11月7日
福井県教委は6日、定例教育委員会を開き、酒気帯び運転容疑で摘発されたとして、県立若狭高の山本公裕教諭(49)を停職6カ月の懲戒処分としたと発表した。管理監督責任を問い、同校の平松正尚校長を戒告の懲戒処分、松宮毅教頭を文書訓告とした。いずれも6日付。
県教委によると、山本教諭は酒気を帯び10月31日午後11時10分ごろ、同県小浜市四谷町の県道で乗用車を運転。小浜署員に摘発された。
山本教諭は同日午後7時半ごろから、市内の居酒屋でチューハイを7、8杯飲み、徒歩で10分ほど離れた自宅に戻るため自家用車に乗った。当時雨が降っており、「傘がなかったため乗ってしまった。大変申し訳ない」と話しているという。他校の教職員2人と一緒だったが、2人は先に帰ったらしい。
山本教諭は海洋科学科2年の担任で、レスリング部顧問、県レスリング協会理事長も務める。摘発以降、担任は副担任が代わりを務めている。生徒や保護者には7日以降に説明する。
県庁で会見した県教委の国久敏弘企画幹は「あってはならないことで、誠に残念。県民の皆さまに深くおわびします」と陳謝した。県教委は、県立学校長や市町教委に文書で綱紀粛正を指示した。
飲酒運転で処分された教職員は、県教委が指針を厳しくした2006年11月以降9人目。