県教委:県立高教諭2人の懲戒処分、2年前の内容を公表−−県議会委 /高知
2009年7月15日16時0分配信 毎日新聞
県教委は、07年に懲戒処分とした県立高校の男性教諭2人の処分内容について13日の県議会総務委員会で公表した。処分やその対象となった不祥事は原則公表だが、処分から約2年後の公表について、高等学校課は「当時は被害者が特定されるおそれがあるため未公表とした」と説明している。
県教委によると、1人は30代教諭で、部活動で訪れたホテルの自室に女子生徒を呼び寄せ、指導名目に抱きつかせたとして07年8月に停職1年の処分を受けた。教諭は自ら辞職したという。
もう1人は40代教諭で、同様に部活で宿泊したホテルの自室に呼び、女子生徒にセクハラ発言をしたとして停職1年の処分(07年9月)を受けた。この教諭は当時とは別の学校で職場に復帰。教諭はともに酒を飲んでいたという。
県教委は教職員の処分について、被害者保護のため、時間の経過を待って公表するという基準を設けており、同課は「被害者は既に卒業して時間もたったので公表した」と話している。【服部陽】
7月15日朝刊