天童の女子中生自殺受け第三者委メンバー決まる いじめの実態など調査
山形新聞 2014年11月21日 9時3分配信
学校でのいじめに悩んでいた天童市の女子中学生が自殺した問題で、いじめの実態などを調べる第三者委員会の全メンバー6人が決まったことが20日、市教育委員会の定例会で報告された。初会合の日程は調整中とし、2回目以降の会議については委員の所在地に配慮して県外開催も想定している。
委員の所属団体や氏名は公表の同意がそろわず明らかにしなかった。第三者委の事務局を担う市教委調査委員会室は定例会で、推薦を依頼した各団体から了承と委員の提示が得られたことを説明し、「遠方にいて多忙な委員が多く、初会合は日程を調整中。できるだけ早期に開けるよう努力している」と述べた。初会合では委嘱状の交付、正副委員長の選出、調査の方針と計画策定などを予定している。
市教委側は期間を空けずに会議を重ねたい意向で、同室は「日程調整の難航や降雪による交通機関のストップなども想定され、各委員が集まりやすい場所や天童との中間点などでの開催も視野に委員長と協議したい」との考えを示した。
第三者委のメンバーは▽日本弁護士連合会▽仙台弁護士会▽山形県弁護士会―と、それぞれ県外の学会で▽教育学系▽臨床心理系▽発達心理系―の3団体に推薦を依頼した。