薬局実務教える大学教員、薬代349万円を着服

薬局実務教える大学教員、薬代349万円を着服
読売新聞 2014年12月23日(火)13時10分配信

 岐阜市立岐阜薬科大は22日、同大付属薬局の薬剤師の男性教員(39)が、薬の代金計約349万円を着服していたと発表した。

 すでに全額返済しているが、同大は近く教員を業務上横領容疑で岐阜県警に告訴し、処分するとしている。

 同大によると、教員は2012年12月頃から今年10月にかけ、102回にわたり、患者に処方した薬の代金をレジに入れず、着服したとしている。さらに、発覚を免れるため、調剤や会計について記録するパソコンを操作し、処方した日付を改ざんしていたという。

 今年10月21日、別の職員が処方箋の発行金額と薬の売上金が合わないことに気付き、パソコンの操作記録を調べて着服がわかった。教員は大学側の調査に「患者の香典や、つき合いなどに使った」などと話しているという。

 教員は00年4月から同大に在籍。付属薬局での調剤業務のほか、講師として学生に薬局の実務を教えていたという。

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