大産大、1年前の出題ミス判明 1人追加合格、入学辞退

大産大、1年前の出題ミス判明 1人追加合格、入学辞退
朝日新聞デジタル 2015年1月31日 23時31分配信

 大阪産業大学(大阪府大東市)は31日、昨年2月1日実施の入試で出題ミスが見つかったと発表した。女性1人が追加合格となったが、他大学に進み、入学を辞退したという。

 大産大によると、ミスがあったのは一般前期入学試験A日程の選択科目「日本史」と「政治・経済」の各1問。計74人が受けた。

 日本史では、明と国交を開いた「将軍」は誰かという問いだったが、正解の「足利義満」は当時、将軍職を退いており、問題文に間違いがあった。政治・経済は、複数の文章の中から間違った記載があるものを選ぶ問いだったが、いずれも内容が正しく、正解がなかった。

 大産大はこの計2問を全員正解とした。その結果、日本史を受験した女性1人が追加合格となった。政治・経済の受験者は合否に影響がなかった。

 昨年11月、塾講師でつくるグループ「全国入試問題研究会」(福岡市)の指摘を受け、ミスが分かったという。

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