大分汚職事件、教員採用取り消し違法…地裁判決

大分汚職事件、教員採用取り消し違法…地裁判決
読売新聞 2015年2月23日 22時23分配信

 2008年に発覚した大分県の教員採用を巡る汚職事件に絡み、不正な加点で合格したとして採用を取り消された中学校臨時講師の男性(37)が、県に処分の取り消しと600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、大分地裁であった。

 宮武康裁判長は「男性や親族が加点を依頼した証拠は認められない」として、県教委の処分を取り消し、県に慰謝料など33万円を支払うよう命じた。

 判決によると、男性は08年度の教員採用試験に合格し、同年4月から県内の中学校で勤務していたが、事件発覚後、男性を含む一部受験生は点数が改ざんされて合格していたことが県教委の内部調査で判明。同9月に採用を取り消された。

 県教委の野中信孝教育長は「判決は納得できない。内容を検討し、控訴するか判断したい」と話した。

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