障害児に体罰「元教諭の懲戒免職は妥当」 神戸地裁判決

障害児に体罰「元教諭の懲戒免職は妥当」 神戸地裁判決
神戸新聞 2015/3/20 20:56

 神戸市立小学校の特別支援学級で、知的障害がある男子児童に体罰を繰り返したとして、2012年7月に懲戒免職された元教諭の60代男性が、「体罰には当たらない」として、市に処分取り消しを求めた訴訟の判決が20日、神戸地裁であった。工藤涼二裁判長は「児童は軽微とは言えない精神的苦痛を受けており、体罰に該当する」とし、懲戒免職の処分は妥当とした。

 判決によると、元教諭は11年9月以降、拳を頭に押し付けて回転させたほか、給食中にカッターやはさみを見せて「おなかを切って給食を入れた方が早い」などと発言。工藤裁判長は「校長らに注意されても続けており、悪質で強い非難に値する」と述べた。

 一方、退職手当を不支給とした処分については「退職後の生活保障の全てを奪い去るに値する行為とまでは言えない」として取り消しを命じた。

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